石灯篭は、奈良時代から始まり、平安・鎌倉時代には多く制作され、今でも全国各地に各種の名品が残っています。
灯篭は、神仏を供養するための灯明(とうみょう)を安置する器具として、その発生をみましたが、庭園路に取り入れられ、一層の風致を醸し出す景物として隆盛しました。目的や好みによって様々な形が考案され千変万化の趣を自然と一体となって私達を楽しませてくれます。
いしたけでは、あらゆる灯篭の製作を行うだけでなく、製作済みの灯篭の販売も行っています。
工程
①原石から大割切削
②小割切削(工場で必要とする寸法に切削)
③すみだし(差し金や墨さしを使って目印・線を引きます)
④各箇所の段取り、荒作り(おおまかな形・手加工)
⑤仕上げ(様々な技法があります)
⑥完成
灯篭には石工職人のみが感じられる直線と滑らかな曲線、硬い石が軟らかく感じられるように、一つひとつの工程を伝統的な技術と技法を取り入れて製造しています。
また、近代的な機械化を進めるとともに、電動工具やエアー工具を使用することで、能率の向上を図り、生産効率向上を目指しています。